従来基礎の盲点
床下空間を設け、通気孔を備えても湿気が溜まり、夏でも床下が結露してしまいます。太陽熱により地中の水分は蒸発しようと上昇します。基礎のコンクリートに阻まれ水分は、地中を移動し障害物のない地面から上昇します。地上に出た水分は、湿った暖かい空気となって地表から1mくらいを漂います。空気は温度の低いところへ流れるので、通気孔から床下へ流れ込み、床下の冷たい空気に触れ結露が起こります。
通気性が高まると、温まった空気が停滞せず、涼しくなるというの間違いではありません。しかし、冬はこれが災いして一気に室内を冷やしてしまいます。冬場になるとこの通気孔を塞いでしまうお宅も少なくないようです。現在では、床下への断熱材の施工が一般的になっています。この断熱材のおかげで思わぬ弊害が起こります。
従来の基礎工法は、通気孔等により内部が断絶されています。よってトータルな強度には疑問が残ります。また、基礎に土台をのせ、その上に建物を建てる構造上、地面からの振動は建物に、建物の振動は地面に直接伝わり、揺れや振動は決して避けられません。
自然条件によって異なりますが、乾燥と床下から上昇する湿度による水分吸収を繰り返し、ひずみが生じ、床鳴りが発生します。また、従来基礎の場合は、水平精度を保つこことが難しく、施工時にもひずみなどの狂いが生じることもあり、精度の高い住宅はなかなか実現しないのが現状です。




